クリスタルはガラスの一種です。
ガラスは珪石、石灰、ソーダなどを溶融炉で溶かし混ぜ合わせて製造します。高品質ガラスである
クリスタルガラスは、このガラス材料に酸化鉛を加えることにより誕生します。天然の水晶
(ロック・クリスタル)に似ているところから“クリスタル”と呼ばれています。酸化鉛の含有率が
10%以上のガラスは一般にクリスタル、24%以上はレッドクリスタル、30%以上はフルレッド
クリスタルと呼ばれています。酸化鉛が多く含まれることにより、透明度が増加します。
スワロフスキーやプレシオサ、オーロラ、ステラックスの製造するクリスタルも以前はフルレッドクリスタルでしたが、
現在は環境に配慮した革新的なレッドフリー(リードフリー)製法で並外れた輝きを放つ無鉛クリスタルを製造しています。